2016年1月21日木曜日

トラフズク Asio otus







 北日本で繁殖し、関東以西では冬鳥として河川や都市公園などに渡来する。本県では11月上旬から4月中旬まで見られるが、局地的でありその数も減り続けている。渡来しても塒が定まらないことや確認ができなくなる年もある。減少の要因としては採食場所としてのヨシ原の減少が大きい。また一部では撮影目的の人間の塒への侵入による攪乱も生息環境の悪化につながると心配されている。
 多摩川近くの塒で採取されたペリットからはハタネズミ、ハツカネズミ、ドブネズミの骨が検出されている。