2014年11月14日金曜日

アオゲラ Picus awokera





 留鳥として本州以南に分布する。本県では四季を通して山地の自然林、人工林から平地の都市公園まで広い範囲で見られ、繁殖もしている。枯れ木や生木に穴をあけて営巣する。巣に使った穴を塒として利用することもある。冬期にも穴を掘る例が観察されているが、塒用の可能性が高い。飛ぶときは大きく波形飛行をする。林の中でタララララと響くドラミングの記録が多い。鳴き声はキョッキョッ、ピューピュー、ピオーピオー、キョッキョッケケッ等が記録されている。アリを食べていた例、木を突きカミキリムシの幼虫を食べた例、植物質ではハゼノキ、ナンキンハゼ、エノキ、カキ等の果実を食べた例が報告されている。