2014年6月21日土曜日

ヒクイナ Porzana fusca

 夏鳥として全国の水辺に渡来し、本州以南では少数が越冬する。本県では、かつて各地の湿地や水田地帯に夏鳥として広く分布し、繁殖記録もあったが、生息環境の減少により近年急速に個体数が減少し、観察例は極めて少ない。神奈川県では、湖沼や河川の護岸改修や乾田化のため湿田や草地は激減し、地域によっては消失しており、安定した渡来は無いとして、繁殖期・絶滅危惧Ⅰ類に区分された。全国的に繁殖域も激減している。