解説


 神奈川県内で記録されている鳥と、主にその生息状況について解説しています。
解説文は、日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥の文章を基にしています。




2014年6月27日金曜日

アカショウビン Halcyon coromanda



 夏鳥として全国の渓流沿いの森林などに渡来する。本県では箱根や丹沢などの比較的標高の低い山間部に生息し繁殖もしていたが、近年では途絶えている。横浜自然観察の森では春の渡りの時期に池に飛び込むシーンなどが観察されている。明け方に囀ることが多いが、雨が降っている時は日中でも鳴く。
 神奈川県では、もともと生息数が少なく、局地的に確認されていたが、近年観察例が減少傾向にあり、既知の繁殖地も消失した可能性が高く、繁殖期絶滅危惧Ⅱ類に区分されている。

2014年6月21日土曜日

ヒクイナ Porzana fusca

 夏鳥として全国の水辺に渡来し、本州以南では少数が越冬する。本県では、かつて各地の湿地や水田地帯に夏鳥として広く分布し、繁殖記録もあったが、生息環境の減少により近年急速に個体数が減少し、観察例は極めて少ない。神奈川県では、湖沼や河川の護岸改修や乾田化のため湿田や草地は激減し、地域によっては消失しており、安定した渡来は無いとして、繁殖期・絶滅危惧Ⅰ類に区分された。全国的に繁殖域も激減している。

2014年6月16日月曜日

オオヨシキリ Acrocephalus orientalis



 本県では夏鳥として渡来し、主に4月下旬から11月上旬にかけて記録されている。確認の殆どが囀りで記録されているため、囀りが聞かれなくなる秋の記録は少ない。生息環境は河原や休耕田、湿地、干潟、都市公園のヨシ群落などで、県内の平地で広く観察されている。採食内容は、バッタ、甲虫、毛虫などが記録されている。ギョギョシ、ギョギョシと大きな声で囀る。地鳴きはケッケッ、ギュッ、ギュッなどと聞こえる声を出す。神奈川県では、河川改修などによるヨシ群落の衰退から、繁殖期・絶滅危惧種Ⅱ類に区分されている。