解説


 神奈川県内で記録されている鳥と、主にその生息状況について解説しています。
解説文は、日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥の文章を基にしています。




2014年4月28日月曜日

ホオジロ Emberiza cioides

 本県では留鳥として、平地、河原から山地の草地など開けた環境に生息し、ほぼ全域で観察される。早春から草地の中の灌木、林縁の梢、電線、テレビアンテナなどの目立つ場所にとまり、よく通る声で囀るため観察例は多い。本種は、秋に囀りを聞くことがある。冬季には小群をつくることも多く、カシラダカ、アオジなどと混群をつくるものもある。
 

2014年4月18日金曜日

ヒバリ Alauda arvensis

 本県では、平野部の河原、水田、畑、空き地などで四季を通して見られる。囀りは、1月下旬には始まっており、上空を飛びながら行うことが多いが、地上やロープなどにとまって行うことも観察されている。また、10月にも囀ることがある。
 砂地のところでは砂浴びも含め、うずくまって休むこともある。冬季には10羽前後の群れでグランドなどで採食することもある。
 背の低い草本植物がまばらに生えるような開けた草地を好むが、このような環境が開発や植物遷移などにより激減している。開発途中の造成地でも繁殖するが、これらは一時的な繁殖適地に過ぎず、都市域を中心に、分布は後退傾向にある。
 神奈川県では、県東部の都市部で分布域の明らかな減少が見られ、個体数も減少しているとして、繁殖期・減少種に区分された。

2014年4月7日月曜日

キジ Phasianus versicolor


 留鳥として本州から九州にかけて分布する。自然分布の他に全国で放鳥が続けられており、本県でも毎年、県(2000年まで)と狩猟団体による放鳥が行われている。草原性で河川敷や畑、果樹園などで普通に見られる。樹林内や標高の高い場所では見られない。オスは光沢の強い緑色の羽色と顔の赤色部が目立つ。メスは褐色で、オスほど尾は長くない。オスは繁殖期になるとケーッケーッと鳴いて直後に翼をドドド・・・・・と打ち鳴らす。