2014年2月4日火曜日

タゲリ Vanellus vanellus

 本県には冬鳥として内陸部の河川や水田、休耕田に渡来する。山形県(環境省自然保護局生物多様性センター2005)や茨城県(日本鳥学会2000)で繁殖例がある。
 単独で見られることもあるが群れで見ることが多く、茅ヶ崎や平塚、小田原などでは毎年同じ場所で見られる傾向にある。飛来地は湿り気のある場所が多く、ミミズや昆虫などを採食している。時には草の実を食べることもある。また片足で地面を叩き、追い出して採食することがある。
 神奈川県では、水田の乾田化や宅地開発により、生息地となる湿田が減少または消失しているとして、非繁殖期・絶滅危惧Ⅱ類に区分された。