解説


 神奈川県内で記録されている鳥と、主にその生息状況について解説しています。
解説文は、日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥の文章を基にしています。




2014年2月28日金曜日

シロエリオオハム Gavia pacifica



シベリア東北部、アラスカ、カナダで繁殖する。本県ではアビ類中最もふつうに観察されるが、個体数は多くない。沖合いの海上で生活しているのが普通だが、時々漁港や内陸の湖沼等に入ることもある。
 オオハムに酷似するため識別には細心の注意が必要である。飛翔中の姿を横から見ると、上面が黒褐色で下面が白く、体側を境にきれいに上下に分れているように見える(オオハムの場合は腰の部分が白くせり上がる)。また、翼付け根の黒帯は太い傾向にある(オオハムでは細い)。また、非繁殖期は、喉に首輪状の褐色の帯が入る。春先に海上を数10羽程度で飛翔しながら北上する群れを観察することがあるが、ウ類の様に編隊を組むことは無く、前後上下左右ばらばらの統一性の無い群れとなる。5月近くなると夏羽の個体も観察されるようになる。