解説


 神奈川県内で記録されている鳥と、主にその生息状況について解説しています。
解説文は、日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥の文章を基にしています。




2014年1月16日木曜日

ハヤブサ Falco peregrinus

 本県には冬鳥として渡来し、稀に留鳥として繁殖する。種の保存法掲載種。海岸、河川、農耕地、市街地など開けた場所で見られ、山地でも記録がある。神奈川県内では、二か所で繁殖が確認されているが、詳細については報告されていない。神奈川県では繁殖個体群が少なく、生息基盤が極めて脆弱であるとして、繁殖期・絶滅危惧Ⅰ類に、非繁殖期は渡来個体群が少なく、希少種に区分されている。
 繁殖活動の記録として、空中での求愛給餌やディスプレイが観察された。海岸の断崖、人工建造物、樹上などの高い位置で、休息したり、獲物を狙ったり、捕獲したものを食べる。あるいは体の手入れを行うなどの行動が数多く記録されている。空中で鳥類を捕えることが多く、獲物を狙うと翼をすぼめて急降下するのがよく見られる。