解説


 神奈川県内で記録されている鳥と、主にその生息状況について解説しています。
解説文は、日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥の文章を基にしています。




2013年12月4日水曜日

コゲラ Dendrocopos kizuki

 留鳥として全国に分布する。本県では全域に普通に生息し繁殖もする。近年では市街地の街路樹や都市公園での繁殖も増えていて、多摩区、旭区、保土ヶ谷区などで記録があった。木屑を飛ばしながら枯れ木をつついて穴を掘り巣穴とする。巣は塒としても使用する。木を突いて中にいる昆虫を探し出す行動が見られるが、「樹の皮をめくって中の虫を丸呑みにした。」あるいは「樹皮のささくれの隙間を突いて採食した。」などの観察記録があった。「樹からホバリングして虫を狙った。」また「尾をくの字に曲げて幹につけたままで樹を突いた。」などの観察もあった。電柱やアンテナなどの人工物もドラミングをする。
 冬季はシジュウカラ、エナガ、メジロ、ヤマガラなどと混群をつくる。イモムシ、カイガラムシ、カマキリの卵、マユミの実、アカメガシワの実、ヌルデの実等を採食する他にヤマザクラの花蜜を吸った記録もあった。
 ギーまたはキューイッという地鳴きの他に聞かれるギーキッキッキッという鳴き声は囀りにあたるといわれる。2羽がギーキとチッチッ、ギィギィとチンチンチンと鳴き交わしていたという記録もあった。