解説


 神奈川県内で記録されている鳥と、主にその生息状況について解説しています。
解説文は、日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥の文章を基にしています。




2013年11月27日水曜日

スズガモ Aythya marila

 冬鳥として全国の内湾、河口などに大群で渡来する。本県では、多摩川河口や東京湾側の内湾で大群が見られる。相模湾側の海岸でも数10羽の群れが見られるが、内陸の湖や小さな川では時たま少数が見られる程度である。川崎区の浮島処分場の池や金沢区の長浜池など、海に近い池を昼間の休息場所として数百羽が利用している。
 潜水して水底の動植物を採食するが、他にもアオサが多く観察され、カニや二枚貝(カキ)も観察されている。水面採食や逆立ち採食も行う。鳴き声の観察記録や求愛行動はあまり見られない。
 東京湾の奥(三番背付近)では毎年10万羽規模の越冬があり、秋の渡来や春の渡去の移動時期に横浜川崎付近に大群が現れることも考えられる。金沢区のベイサイドマリーナ北側海面では春の渡り前の動きかと思われる大群(数千~一万羽)が1990年代に何度か観察され、1998年11月には約12,000羽の大群が見られた。また、2002年12月には真冬であるが、約4,000羽の大群が記録されている。