解説


 神奈川県内で記録されている鳥と、主にその生息状況について解説しています。
解説文は、日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥の文章を基にしています。




2013年10月13日日曜日

ミユビシギ Crocethia alba

 本県では春秋の渡りの時期に観察されるが、越冬個体も見られる。主に海岸の砂浜や海岸で見られる。県内では、茅ヶ崎から藤沢にかけての海岸及び三浦海岸(三浦市金田~横須賀市津久井浜)での観察例が多い。また、多摩川河口、相模川河口、金沢区野島、大磯町照ヶ崎と記録されている。本種の内陸部での記録としては珍しい、厚木市戸田の記録も一例ある。
 砂浜では波が引くと駆け寄って採食し、波が寄せて来るとちょこちょこと逃げていく行動を繰り返す。また集団で休息する姿もよく目にする。採食しながらクイリリ、クイリリ、ピクイリリ・・・・と小さな声で鳴くことがある。また、多摩川河口では、サウスオーストラリアの標識を付けた個体が観察されている。
 神奈川県では、渡来環境である河口干潟の減少や海岸環境の変化により観察例、渡来場所、渡来数ともに減っているとして、非繁殖期・絶滅危惧Ⅰ類に区分された。



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