2013年9月20日金曜日

エゾビタキ Muscicapa griseisticta

 本県では旅鳥として渡来し、主に9月、10月に観察される。生育環境は、丘陵部の明るい林縁を好み、市街地の公園でも見られる。樹冠部で見られることが多く、シジュウカラ、メジロ、コゲラと混群をつくり、コサメビタキと一緒にいるところも確認されている。
 アメリカセンダングサ、メタセコイヤ、サクラの枝、公園のロープにとまった記録もある。ミズキ・カラスザンショウ・リョウブ・アカメガシワの実をホバリングしてくわえたり、昆虫を食べたり、ときに飛んでいる昆虫をフライキャッチする。
 また、虫を枝に叩きつけて食べた記録もある。 鳴き声はツィー、ツィーと鳴いた記録がある。
 以前は富士山でも繁殖していたが、最近では確認されていない。

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