2013年8月21日水曜日

イソヒヨドリ Monticola solitarius

  本県では留鳥として一年を通して見られる。主に三浦半島や真鶴半島、小田原周辺の海岸で見られる。近年は相模川、酒匂川、多摩川などの大きな河川に沿って内陸部への進出がめざましい。春や秋の渡りの時期には、少数であるが平地部でも観察されている。相模原市の橋本駅付近でも2004年5月10日に確認。それ以前からも継続的に観察されている。
 海岸の岩場に生息するが、高いビルやコンクリートの堤防でもよく見られる。岩場の岩の隙間などで繁殖することが多いが、近年ではビルなど市街地の建物を利用する例も見られる。繁殖期以外は1羽で生活する。岩角や、ビルの屋根、避雷針などの高いところに留まり、ツツピコーと聞こえる、澄んだ声で長く囀る。
 昆虫やフナムシなどの小動物や、マユミなどの果実を食べる。また、スナック菓子を食べていた記録もある。


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