2013年7月26日金曜日

アマサギ  Bubulcus ibis

 本県には主に夏鳥として渡来し、少数が繁殖、稀に越冬する個体もいる。春と秋の渡りの時期の観察例があるが、以前に比べて減少している。繁殖は他のサギに混じってコロニーを形成して行なうことが多いが、本県での繁殖記録は少ない。九州や沖縄地方では越冬する個体も多い。
 水田、草地、畑地などでドジョウなどの小型魚・カエル・バッタなどを捕食するが、河川や池沼にも生息し、渡りの時期には海岸で見ることもある。また、放牧された牛馬や耕運機の周辺で飛び出す虫を捕食する習性がある。
 横浜、川崎地域の宅地開発による水田や畑の激減のため生息環境が悪化しているとして、繁殖期・減少種に区分された。

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