解説


 神奈川県内で記録されている鳥と、主にその生息状況について解説しています。
解説文は、日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥の文章を基にしています。




2013年7月11日木曜日

タマシギ Rostratula benghalensis


 本県には留鳥として生息。相模川や酒匂川周辺の水田で繁殖をしている。本種は一妻多夫の婚姻形態をとり、オスが放卵、育雛等を行なう。
 5月になると水田の上をメスが飛ぶ後ろをオスが追う追尾行動が頻繁に見られる。その後、コーコーと良く通る声をあげるため、真夜中の水田は賑やかな鳴き声で包まれる。
 水田の稲の株や草地の窪みに草を盛り上げ、産卵する。メスは産卵後、別のオスとつがいになる。
 越冬期には湿田や河川で小さな群れを作って生息している。主に浅瀬でミミズや水生昆虫、草の実等を採食する。危険を感じるとその場でジッと伏せる。

 神奈川県では生息地である水田や湿地の激減により、繁殖個体数も減少している。また、越冬環境である湿田も乾田化されるなどにより減少しているとして、希少種に区分されている。

(日本野鳥の会神奈川支部編 神奈川の鳥2001-05より)


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